幅3000ほどの大きなキッチンでもデザインの統一感を出す方法

キッチンサイズは設置空間の広さやお客様のこだわりによって決まりますが、大きなサイズのキッチンをデザイン・製作していく際に気になるのは「木材の継目」です。

一般的に木材をつなぎ合わせて製作するキッチン。サイズが大きくなるほど、つなぎ合わせた際に「木材の継目」が発生し、全体のデザインとして気になるデザイナーの方も多いと思います。

そこで、今回は「木材の継目」を解決する方法として”長尺の木材を使用してオーダーキッチンを製作した”事例をご紹介します。

その他にも、キッチンデザインの細部までこだわるポイントをお伝えしますので、ぜひご一読ください。

キッチンデザインと木材の継目

キッチンの大きさは、設置空間の広さ、お客様のこだわりによって決まります。

例えば、狭小住宅のように限られたスペースであれば比較的コンパクトなサイズを、存在感のあるダイナミックなキッチンにしたい場合は幅3000以上の大きめのサイズというように仕様を決定していきます。

キッチンのサイズが小さいときは気になりませんが、サイズが大きくなればなるほど気になるのが「木材の継目」です。

大きいサイズのキッチンの場合、一般的には木材をつなぎ合わせて製作していきます。

つなぎ合わせると「木材の継目」が発生するので、キッチン外観デザインに統一性がなくなってしまいます。

木目が揃うと統一感が出てきますが、どうしても継目が気になってしまいます。

全体のキッチンデザインを考えたときに、「木材の継目」についてはデザイナーの方が特に気になる部分ではないでしょうか。

キッチン全体のデザインに統一性を持たせたい。もっとダイナミックな表現をしたい。

このような想いを持つデザイナーの方が困る「木材の継目」を解決するのが、「長尺の木材を使用したオーダーキッチン製作」です。

長尺の木材を使用した幅3000ほどの大きなオーダーキッチン

藤岡木工所では、過去に長尺の木材を使用してオーダーキッチンを製作しました。

ー 幅3000のキッチンに「長尺の木材」を使用して継目なしを実現

今回製作したキッチンは幅3000ほどと大きめのサイズでした。

通常だと木材を組み合わせるので継目が出てきてしまいますが、藤岡木工所では長尺の木材を採用。

継目がないため、全体のデザインの統一性を出すことができます。

また、1枚の木板が連続しているので外から見てもとてもダイナミックな印象を感じることができます。

デザイナーの方が気になる「継目」がない、すっきりとしたデザインのキッチンに仕上がりました。

その他にも、こちらのキッチンには2つのポイントがあります。

ー 外から見ても気にならない　キッチン角の扉

こちらのキッチンは角部分が扉になっています。

よく見ると角部分に境目がありますが、外から見ると全く目立たないデザインです。

キッチン全体のデザインイメージを崩さずに収納も確保する。デザインにこだわりながらも、機能性を充分に確保しています。

ー オリジナル真鍮の取手で経年変化も楽しめる

更に、こちらのキッチンの取手は当社オリジナルの真鍮でできています。

真鍮は時間が経つごとに味わい深くなっていきます。

キッチンを使う方とともに、キッチンも成長していく。そんな感覚を味わうことのできるデザインになっています。

また、真鍮は木材との馴染みも良いです。

キッチンの一部としても違和感のない、統一感のあるデザインを実現することができます。

長尺の木材を使用したオーダーキッチンで統一感のあるデザインに

「可能なら継目なしのデザインにして、もっとダイナミックな表現をしたい」

「キッチンサイズが大きくなるほど、デザインの統一性が出しづらくなる」

デザイナーの方なら一度は悩むと考えられるこのような問題。

これらは「長尺の木材」を使用して木材の継目をなくすことで解決できます。

よりデザインの統一感を出すために、どんなサイズであっても理想のキッチンをつくるために、当社では今回の「長尺の木材を使用する」他、様々な工夫をして製作をしています。

今回の木材の継目のように、お客様の小さな悩みや要望にもお応えできますので、オーダーキッチン製作についてはぜひご相談ください。

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